2012.05.06 霧の城
霧の城は日本三大山城の一つ、岩村城を舞台に繰り広げられた
織田家と武田家の戦いについて書かれた戦国時代小説です。

岩村城は織田信長の叔母おつやが嫁いでいたが、織田方の居城であった。
しかし、既に夫に先立たれ、未亡人となっていたことに目をつけた
この物語の主人公、武田方の武将、秋山信友は、
結婚の申し入れというぶったまげた方法でこの城を奪う。

さらに武田信玄率いる武田軍は三方原にて徳川軍に大勝し、
この勢いに乗って、織田軍を撃破できると思いきや、
信玄は進軍中に命を落としてしまう。

その後、武田信玄の後を継いだ武田勝頼は、跡部勝資と長坂長閑斎を重用し
これまでの武田に忠を尽くした老臣らの忠言を無視し、長篠の合戦へ…。

甲斐衆、伊那衆、遠山衆の間に挟まれ、難しい状況をおつやの方と共に
なんとか打破しようとしていくが…。


岩井三四二氏の小説は「難儀でござる」を代表に短編集が多く、
自分も初めて、岩井氏の長編小説を読みましたが面白かったです。


しかし、残念なのは、いかに岩村城が難攻不落の要塞なのかを
詳しく解説されていないことですね。

自分は今まで行った城の中で岩村城が一番好きです。
天守閣は明治に入って、一国一城令により取り壊されてしまいましたが、
石垣や井戸等、当時の遺構が多く残されています。

山城ってだけで、難攻不落のイメージがしますが、
勿論、山に城を作れば、簡単に難攻不落になるってわけではありません。
門や石垣、随所に城を落とされないような工夫を見ることができます。

また難攻不落の一因として水の手が断たれないということも大きいです。
通常、城の水の確保は近くの川からなのですが、
この城は海抜717mに位置しているにも関わらず、
サイフォン現象により、地下水が湧き出るため、水に困りません。


他に…。
綺麗な城下町、お土産地酒もある。

そんな素晴らしい岩村。
是非、一度、足をお運びください。

... 続きを読む
第47回 長篠合戦のぼりまつりに行って来ました。

会場はJR飯田線 長篠城駅から徒歩10分ほど歩くと辿り着く、
長篠城本丸跡の広場っぽいところです。

一応まつりを冠してますので、出店が結構出てました。
ただ、普通のお祭りとは違って、こどもが遊ぶような出店はほとんどありません。
食い物系ばかりですね。
それもちょっと変わってるものがあり、
あゆの塩焼きだとか、猪の焼肉弁当、五平餅だとか地元の特産物が食べれます。
自分は焼肉弁当を食べましたが、結構うまかった。
出店巡りを終え、式典の開始時間前に会場へと移りました。

会場では、ありがたいことに、運営の方でブルーシートが既に用意してあり、
座って見ることができるようになっています。
オススメの観賞席は報道席近くか、線路側のブルーシート最前列。
報道席付近は立ち見、線路側は逆光というデメリットもありますけどね。
土塁側のブルーシートはかなり、空いてるんですが、
鉄砲隊を後ろからしか見えないのでやめといた方が良いと思います。

式典が終わり、居合道が終わり、よさこいと、続いて、
いよいよ、鉄砲隊の登場です。
※あんまり剣技だの踊りとかは自分はあんまりわかりませんので省略…。

まず、「米沢藩稲富流砲術隊」が登場。
口径でけぇと思ったら、説明がありまして、雷筒と呼ばれる30匁筒を全員が装備してる…。
説明が終わり、銃を構え、放つとものすごい大轟音がっ!
マジすごいわぁ。小さな子供たちがそれ聞いて大号泣するほど…。
それが何発も立て続けに、耳鳴りが…。
そんぐらい、すごかった。
砲術隊は結構、年を召していらっしゃる方が多いようですが、
どうやら、やつら手練だ…。


続いて、「長篠・設楽原鉄砲隊」が登場。
こちらは人数が多いです。
この人数を活かしての一斉射撃や、
長篠合戦で織田軍が使用した三段撃ちの様子は壮観です。


最後は「日本前装銃射撃連盟」。
どこの鉄砲隊もかなりの手練かと思いますが、
一番手練はこの日本前装銃射撃連盟ではないでしょうか。
世界大会にも出場してるそうです。
礼式、短筒、早込などといった変わった射撃法を見た後に、
百五十匁筒、二百匁筒が登場。
これは、すごい破壊力っぽい…。
音がすごい…。

あと、鉄砲ではない演武も。
忍びの国にも登場する日置大膳亮で一躍有名に…はなってないか。
日置流雪荷派による具足弓演武なんかも面白かったです。


米沢藩稲富流砲術隊と長篠・設楽原鉄砲隊は2回も見ることができ、
お腹いっぱいになって帰りました。
実に良いものを見せていただきました。


こちらの記事によると、
人口が5万人の新城市に対し、今回のまつりの観客が3万にも達したそうです。
年齢層はというと若いひとは少なめかな…。
大河ドラマ黄金期をリアルタイムで体験できた羨ましい時代の方々が多いと思われます。
いや、若いひとが見ても正直面白いと思うんですけどねぇ。


興味を持たれた方は是非、来年行ってみてください。
車で行けば渋滞、電車で行けば1時間に1本の飯田線と交通の便はお世辞にも良いとはいえませんが、
やっぱり、あの大轟音は絶対、実際に行って聞いてみるのが良いと思います。


今回はカメラを構えやすい位置で座って見ることができたので、
スマホで動画撮影してみました。

合計1時間強にも及ぶ鉄砲隊の勇姿ご覧あれ。

以下動画(写真は整理中)
... 続きを読む
上田まつりに行くついでに長野県内でイベントやってないかな?と探したらところ、
4/30(月)に「第3回 国宝松本城 松本藩御家流砲術演武」が開催されることを発見しましたので
見に行って来ました。

午前の部の開始11時。
松本駅の周りを散策しながら、松本城へ。
辿り着いたのは演武が始まる5分前、ギリギリの時間となりました。

演武のみ観賞の場合、チケットが必要ないにも関わらず、門のところで、
チケットのチェックをしていたり、若干、手際が悪いかなと思いました。

自分は演武が終わってから、松本城の天守閣に入ろうと思ってたので、
チケット買ってから本丸庭園に入りました。


中に入ってみると意外にもそこまで人だかりは多くなく、
いい位置に陣取ることができました。

まず、大筒から。
掛け声と共に大筒を放つと、大轟音が会場に響き渡りました。
観客は歓声と共に拍手の嵐。

一斉射撃や千鳥撃ちもタイミングバッチリ。

続いて三段射撃。
織田軍が長篠の合戦で使った戦法を見事に再現。
続けざまに撃っていく姿を見ると胸踊ります。

狙撃用の長筒の後、もう一度、大筒を撃っておしまい。

やっぱ、近くで見れるのはいいですね。
すごく楽しく観賞できました。

演武が終わると、天守閣の入城口に恐ろしい行列が…。
1時間半待ちとかどこの夢の国だよと…。
次回、参加しようと思っている方は、先に観賞しておくことをオススメしておきます。


天守閣内は観光用に作られていないため、順路も複雑で通路も狭い。
そのため、列が進むのはひどくゆっくりです。

天守閣内の展示品については鉄砲関連の展示が非常に多いです。
美術品や藩主の生活等の歴史資料を展示するところが多いですが、
自分はこういうものの方見ていて楽しいですね。

カメラ撮影禁止とかになってるになっているところが多い中、
松本城天守閣内は撮影禁止となっていませんでした。
絵が全然なく鉄砲等の金属類が多いためなのかなと思います。
ただ、撮影で列が進まなくなるのはどうかなと思いますが…。


ついでのつもりで行った松本城でしたが、鉄砲隊を間近で見ることができ、2回も見れたので
真田まつりよりも自分はこちらの方が楽しめたかなと思います。


「松本藩御家流砲術演武」はネットに全然情報がないのが残念ですね。
松本市公式ホームページを見ても、なぜか既に削除されていて、
もうgoogleキャッシュでしか見れなくなってますし、
市の観光ポータルサイトのカレンダーでもほとんど情報が配信されていませんし…。

祭りに比べて、小さなイベントなのかもしれませんが、
見たいって思うひとは多いと思いますので、そちらの方にも力を注いで頂けたらと思います。

以下写真とyoutubeに上がっていた動画。
... 続きを読む
4/29(日)に開催された「第30回上田真田まつり」を見に行って参りました。

祭りは
・第1部 上田城跡公園櫓門にて「信州真田鉄砲隊演武」&「真田軍武者行列」
・第2部 上田市中心市街地にて「真田軍VS徳川軍の決戦劇」
といったイベント構成。

自分はちょうど、祭りが始まる時間。13:00頃到着いたしましたが既に人大杉。
パレード目的の方なんでしょうか?結構、後ろの方にも人がいます…。
しかし、自分が見たいのは鉄砲隊なんです。
武者行列なんて別にいいんです。
参勤交代がみたいなのなら、江戸時代にいけよっ!っと。

そんなことをしている考えてる間にも時は進み、
開会式、歓迎太鼓、上田獅子奉納が終わり、
自分の目的である「信州真田鉄砲隊演武」の時間となりました。

鉄砲隊の紹介後、
戦列を並べ、鉄砲を構え、「放て」との隊長の掛け声。
会場内に響き渡る轟音と共に…。
弾は…。空砲なので出ませんが。

一斉射撃や釣瓶打ちといったいろんな撃ち方を観賞することができました。
隊長さん曰く、真田鉄砲隊は数ある全国の鉄砲隊の中でも一番良く訓練されてるそうです。

鉄砲隊演舞が終われば、今度はパレード。
パレードは騎馬隊、真田幸隆、真田昌幸、真田幸村、
そしてその他コスプレ集団が目の前を通って行きました。
ちびっ子たちかわいかった。

早く来て、虎口櫓門の前に陣取ることができていれば、
もっとよく見えてたんだろうなぁ。
無念でござる。
だが、遠方よりの参加の場合、朝早く到着するのは難しいよね…。
1泊2日で2日目を真田まつりに当てることができれば前の方に陣取ることができたのか…。
こんなんで1部終了、16時から2部が上田市中心市街地で始まるのでさっさと移動。


会場の途中にある大きな駐車場で、
上田真田楽市楽座なるものが開かれており、
BRAVE10なるアニメやら戦国武将のグッズやらが売られていました。
我らが松永久秀Tシャツもありましたよ。
買いませんでしたが。


だらだらと時を過ごすうちに「真田軍VS徳川軍の決戦劇」始まりの時間に。
今度は大分前の方で見ることができました。
市民のためのお祭りにこんなことをいっては野暮ってもんですが、
劇は戦国要素少なめで、攻城戦を基にしているにも関わらず、戦闘は殺陣シーンのみ。
そりゃね、ステージ場でどうやって攻城戦やるんだよ!?って問題はありますが…。
実現するにはお金の問題もあるでしょうし…。
無粋はこれぐらいにして、
いち歴ヲタとして、そんな攻城戦を再現してくれる日が来ることを心待ちにしております。


人出は前回の2倍とか…。
年々増えていく一方らしいですね。

戦国ブームはまだまだ衰えるところを知りません。
まつり運営の方々は大変でしょうが、来年もまたがんばっていただきたいですね。

以下写真。

... 続きを読む
「さくらん」が見たくなって、
レンタルサイトとかめぐっていたら、たまたま辿りついた「Hulu」というサイト。
ちょうど、4/12(木)から、月額1480円から980円に値下げというなんか良いタイミングでした。

まあ、2週間無料トライアルやってるみたいなので、
その間に飽きたら解約すればいいし、
AppleのiTunesだと今でもレンタルで300円も取られるので、それに比べれば安いしと、
軽い気持ちでID作ってみました。

対抗のサービスとして、「ひかりTV」とか「バンダイチャンネル」なんかもありますが、
それらと比較しても、割安かなといった感じです。
アメリカではYoutTubeの次に再生数の多いサイトみたいですし、
急になくなるなんてこともなさそうな点が良いかな。

アニメばっかり見るなら、バンダイチャンネルも1000円で見放題ですが、
自分は時々、発作的にガンダムが見たくなるぐらいなので、
月額契約する必要はありません。
ガンダムUCとかはどのみち見放題じゃなくて、400円でレンタルしかないですし…。


前置きはこれぐらいにして、「さくらん」を見終えた後に、
映画でも見ようとすると、動画を再生すると、
字幕が「[X][X][X]」みたいに文字化けしてる…。
何故…。

他の環境でも文字化けするか調べると、文字化けするのは、
UbuntuとPhotonのWebtopだけ…。
インターネットで調べてみると、何やら、Terminalでapt-getコマンド実行して、
見れるようになりました。
結局、必要だったのは「ttf-kochi-mincho」というフォントのインストールだけだったみたいです。

これなら、Terminalでコマンド打たなくても
「Synaptic」起動し「ttf-kochi-mincho」を検索してインストールするだけで、見れるようになりますね。
ついでに「ttf-sazanami-mincho」もインストールするか聞いてくると思いますが、
これは、そのままインストールすればOK。
※確認のためにノートパソコンの方でも繋いでみると、やはり文字化けしてましたが、
 「Synaptic」で「ttf-kochi-mincho」をインストールするだけで解消しました。

残りのphoton webtopについては、どうやらrootとらないといけないようなので諦めました…。
まぁ、そこまで使ってないし、まあいいかという感じです。
邦画だけ見てればいいし…orz

最後に動画の画質とかのお話。
自分んちは光回線を解約したので、Motorola photonのWimax回線を使っているのですが、
日曜の夜はちょっと重すぎて使い物にならないですね。
字幕が文字化けするWebtopとphoton本体での再生は問題ないんですけどね…。
HDMI接続はバグなのかよくわかりませんが、接続しても
「hdmi output disabled」という文字列が表示され、動画が再生できません。
早くできるようになってもらいたいものです。


これから、とりあえず、戦争ものとかゾンビものとか中心に見ていこうと思います。
2週間経って飽きてなかったそのまま継続課金することにします。
ジョジョリオン 2巻発売しましたね。

ジョジョリオンといえば○ンタマネタ…。
1巻では定助にキ○タマが4個。
2巻では吉良吉影?にキン○マがない。
3巻でもキンタ○ネタがあるのでしょうか。
今から楽しみです。

また2巻では見た目がシュガー・マウンテンの女の子にちょっと似てる東方大弥が登場。
クレイジーなとこは一緒ですが、どちらかといえば、山岸由花子に近いクレイジーさですね。
定助をめぐって、ヒロイン?康穂とこれから戦ったりするのでしょうか?
それも気になるところ。

さらに今月号でウルトラジャンプで、
「第7部 スティール・ボール・ラン」の世界と繋がっているっぽいことが判明しましたね。
逆に1〜6部とはパラレルワールドで繋がっていないことが…。
でも似たような人物が大勢登場してくれるのは嬉しいことです。

... 続きを読む
発売されてたことを、
作者脅迫ニュースを見て思い出して買って来ました。

俺はその気持ちよくわからんでもないよ。
松永久秀様が蔑ろにされてたら、俺も不機嫌になるから。
でも、やはり法に触れるようなことやっちゃいけない。


この本のジャンルはライトノベルなるものです。
ライトノベルというと聞いただけで敬遠する方も多いでしょう。
自分も割とそんな感じで読むようになったのは最近です。
まぁ、芥川賞受賞作の「共喰い」だって、高校生の恋愛を書いた作品で、
そこまで違うわけじゃないんじゃないですか?
大きな隔たりがあるとすれば、二次元の萌えキャラが表紙に描かれてないこと。
いや、他にも違いはいっぱいあるけど、
主人公がハーレム状態になるなんてことはまずないとかね。

自分にとって面白いかどうかは実際、読んでみなければわからないものです。
とりあえず、自分はジャンルを問わず面白そうと思った作品は一応読んでみることにしています。


いつもどおり脱線しましたが、本題に入りたいと思います。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉」では
主人公である京介が、一人暮らしをすることになり、
そこへヲタク属性を持つ素晴らしいヒロインたちとが訪ねてきます。
他にもヤンデレやら、至高のショートカットメガネ娘やら、盛りだくさん。
今回は、ヤンデレ娘が大活躍?します。

まぁ、起こる事件はありきたりといえばありきたりかもしれませんが、
ショートカットメガネ娘がかわいいので、よしとしましょう。
※自分はショートカットメガネ萌えなので、当然、真奈美たん押しです。
がんばれ、真奈美たん。
次巻での活躍を期待します。
唯一神、セーラーマーキュリーも草葉の陰?から見守っておられるはずだと思います。



再び脱線。

ライトノベルって意外にも図書館に置いてるんですよね。
名古屋市の図書館では「俺妹」も3冊置いてありますが、
9巻の予約数34とかになってて、借りれるの何時だよ…?状態。
ライトノベルなんて1日で読めるから、すぐ自分の番が回ってくる。
わけもなく、名古屋市の貸出可能日数は2週間なので、
7日x2週x34人÷3冊=154日後、5ヶ月先になる可能性もあります。
予約してるひとはそれまで待つのだろうか…。
その辺が気になりますね。

その点、戦国時代小説はすぐ借りれて良いですね。
みんな、戦国時代小説を借りて読みましょう。
人気はないかもしれないけど、戦国時代小説のが面白いよ。


全然話が変わるわけでもないですが、
別にそこまで可愛いわけでもないし、
全然萌えない我がリアル妹の結婚式が7月にあります。

おめでとう。
お兄ちゃんはどんどんヲタの道を邁進してるので婚期が遠ざかりそうでござる。
... 続きを読む
とまどい関ヶ原」は、タイトルの通り。
関ヶ原を取り扱った短篇集です。

「とまどい」がついているのはその通り、一筋縄でいかない御家の方々の難儀なお話です。

毛利家のお話が2本あったので、そのお話についての感想。
自分は「群雲、関ヶ原へ」の影響を強く受けているため、
安国寺恵瓊といえば辞世の際、「清風払明月 明月払清風」と言い残し、
善の境地に辿り着き、あの世に逝ったイメージが強いのですが、
この小説では最後について、書かれなかったため、
西軍を裏切る吉川広家と喧嘩しっぱなし、難儀でござるなぁといった印象が強く残りました。

また直前に読んだ残月の主人公 斎村政広が切腹する原因となった鳥取城攻め。
その城主である宮部長房が主人公となる話が最後に収録されてました。
実益があるわけではありませんが、なんだが、ラッキーな気分になりました。
例えるならば、星座占いで1位になるような実益にならない幸運だな…。

他にも、関所突破のお話や伏見城籠城戦の忍者軍団のお話なんかが
収録されてます。

関ヶ原本は安定して楽しいなぁ。
やっぱり、なんだかんだで合戦シーンの多い小説が好きです。

諸君、私は合戦が大好きだっ!

... 続きを読む
赤松広英と聞いてすぐに、斎村政広のことだよねっていえちゃう人間は
よっぽどの戦国ヲタか相当オフラインの信長の野望シリーズをやり込んだ手練だと思います。

一般人には斎村政広って言われてもわかりませんからね。

赤松広英はわからなくとも、竹田城は知ってるって方は多いかもしれません。
城に霧がかかり霞む姿が幻想的で、天空の城とも呼ばれています。


残月はサブタイトルにもあるように
その有名な竹田城の最後の城主となった赤松広英を扱った小説です。

正直言って、彼は下克上からかけ離れた人間で、
戦国らしい面白みある武将ではありません。

学問が好きで本から多くを学び、
治水や殖産といった内政に力を発揮、善政を敷くことで
領民にとっては最高の殿様だったといえますが。

幼少の頃からやがて朱子学を極めることになる藤原惺窩と一緒に
儒学を学んでいるのも影響してるんでしょうね。

そんな彼も最後は関ヶ原で西軍につき、亀井茲矩の讒訴により切腹…。
報われない殿様だと思います…。


ちなみに、赤松広英の妻は宇喜多直家の娘。
さらに竹馬の友である藤原惺窩の弟子には
松永久秀の曾孫説がある松永尺五がいます。

自分の好きな武将とは繋がってないようで繋がっている赤松広英なのでした。

... 続きを読む
2012.03.31 難儀でござる
世の中、難儀なことだらけ。

それは400年以上も昔の戦国時代も同じこと。
そんなエピソードが書かれているのが岩井三四二氏著の「難儀でござる」。

この本は難儀なことを頼まれ、あるいは巻き込まれ、
それを魔法のような素晴らしい解決法を編み出し解決していく様が書かれています。

登場人物自体は結構有名所が多いのですが、今まで知らなかった話ばかり。
いや、忘れただけかもしれないが…。

難儀なことに頼まれるのは何も武将だけではなく、
公家や農民、僧侶といった武将以外もエピソードも書かれていて、
その話も面白い。

最初のエピソード「二千人返せ」では、甘利虎泰が主人公となり、
主君、武田信虎からの無理難題を解決する話なのですが、
これが個人的には一番面白かったです。

次点で、快川紹喜を扱った「一句、言うてみい」かな。
武田家の桃井将監からの難儀を扱った「山を返せ」も良かった。


いや、みんな名探偵張りの解決っぷりだった。
そのハッソウハナカッタワ…。
発想力が羨ましい。
... 続きを読む